日本舞踊 東扇派 藤間流
日本舞踊 東扇派 藤間流
今から300年ほど前、藤間勘兵衛によって創流された藤間流は、日本舞踊における5大流派のひとつに数えられています。
始祖の流れをくむ勘兵衛派から、勘右衛門派・勘十郎派という2つの流れが生まれ、1906(明治39)年に勘兵衛派が途絶えたあとは、勘右衛門派・勘十郎派の両派によって今日まで支えられてきました。
東扇派は、故・六世 藤間勘十郎師に師事した藤間麗基代が1963(昭和38)年に創流しました。
日本舞踊を学ぶことを通じて、芸の修練はもちろん人間の内面を磨き、人格向上を図るのが目標です。
東扇派 藤間流の歴史
- 三歳より藤間流に
- 入門舞踊への第一歩をきざむ
- 19..年
- 旧満州・新京特別市(現中国・長春市)へ移住。
- 故・藤間勘多郎師の薫陶をうける傍ら、東京まで舞踊の稽古に
- 1944年
- 宗家、故藤間勘十郎師より名取を許される。
- 新京特別市記念公会堂(現長春市人民芸術劇場)にて名披露目
- 1945年
- 帰国後も舞踊の修業に励む。
- 1963年
- 宗家の元を離れ、藤間流東扇会を結成。現代的な感覚を取り入れ、人々にも愛され親しまれながら、
- しかも伝統的な格調高い芸術性を失わない日本舞踊を目指す。
- 日本各地での舞台公演に主演・賛出。日本各地や海外公演等の活動及び門下生の指導・育成にあたる。
- 1972年
- 流派・団体を問わず、舞踊を志すすべての人たちが学べる場として、日舞研究会を結成。
- 全国各地に開設、指導にあたる。
- 1984年
- 芸能文化功労者として、中曽根首相官邸に招かれる。
- 1988年
- 藤間流東扇会(現東扇派藤間流)中国公演開催
- 北京市・長春市・大連市
- 中国舞踏家協会と友好調印を結ぶ。
- 中華自民共和国大使 揚振亜氏より招待を受け、釣魚台国賓館に宿泊。
- 満州国 新京特別市(現 長春)への出演。
- 芸能文化功労者として竹下首相官邸に招かれる。
- 1989年
- 大屋政子氏の招きによりフランス・パリ オペラ座公演。
- 駐日中国大使館章金樹参事官夫妻を同行、秋田康楽館にて公演。日本古来の劇場と文化を中国へ紹介する。
- 中国・四川省成都市より、国慶節記念行事に日本代表として招かれ舞踏を披露。中国舞踏とも共演する。
- オーストラリア公演。
- 当時 中華自民共和国外務大臣 黄華閣下の招待により、成都で会談・出演。
- 1990年
- 芸能文化功労者として、海部首相官邸に招かれる。
- 海部首相より園遊会の招待を受ける。
- 毎年、浅草寺節分御行列を実施、1991年まで継続する。
- 秋田康楽館で公演と研修会を行う。
- 1991年
- 日中国交正常化20周年記念「北京ジャパンウイーク」に参加
- 1992年
- 「日中親善舞踏芸術公演」主催。
- 中国より民族舞踏団を招き、東京・国立劇場、一関、松本、伊勢、大阪で公演実施。
- 中国大使主催パーティーに招待される。
- 吉野山にて舞踊奉納。
- 1994年
- 中国・北京電子台の招聘により、開局15周年記念行事「北京国際テレビ週間」に出演。
- ロシア・サハリン州にて「日本芸能祭」主催舞台公演。
- 1995年
- 中国・北京市からの招聘により、日本代表として「北京アジア週間」に参加。
- 香港にて公演・研修会を行う。
- 1997年
- 日本・モンゴル国交樹立25周年記念モンゴル友好の旅に参加
- 1998年
- 「藤間流東扇会創流(現東扇派藤間流)35周年」キャピトル東急ホテルにて開催。
- 香港にて公演・研修会を行う。
- タイ第3王女 チュラポーン氏の招きにより、チトラーダ学術研究所にて舞台指導。
- ロサンゼルス放送局に出演。
- 2000年
- シドニー文化フェスタ(植樹祭)に招かれる。
- 2001年
- チトラーダ学術研究所 チュラポーン王女の招きにてタイ・シドニーにて公演・研修会を行う。
- 2004年
- シドニーにて公演・研修会を行う。
- 2005年
- 中華自民共和国 55周年記念式典に招かれる。
- 2006年
- タイ・ラオスにて公演・研修会を行う。
- 2008年
- 日本橋劇場にて温習会を開催。
- 2009年
- 藤間流東扇会を東扇派藤間流に改名 現在に至る